【臨時】「職員だより」

初舞台シアターシュリンプ第一回公演「エクストラショットノンホイップキャラメルプディングマキアート」のBlu-rayが7/31(金)に発売される。
発売記念として、演出をつとめた土屋亮一氏に舞台について振り返っていただいた。

あの子たちがガッチリしたコメディをやってる姿が自分も観たいし、ファンの人もそういうのを求めてるのかなって思ったんですよね

――今回の舞台は土屋さんの主宰する劇団「シベリア少女鉄道」と比べて、いかがでしたか?

土屋 うちの劇団も基本的に笑えるものなんですけど、自分で言うのもあれなんだけど、段取り、段取りしてるっていうか。きっかけ、きっかけしてるというか。もっとギミックが多いんですよね。

――具体的にはどういう感じなんですか?

土屋 たとえば、“回り舞台”みたいな、上から見るとベンツのマークみたいに3つに分けられた舞台を回すことでシーン転換して進行していく話で、途中でプロジェクターを使って、巨大なアントニオ猪木が出てきてビンタをはじめると、舞台が逆回転しちゃってすごい邪魔なんだけど、それによって話がうまいこと解決するとか。「この台詞は舞台が75度回ったタイミングで言って!」みたいな。台本の台詞にいちいち角度が書いてある(笑)。

――大掛かりな仕掛けがストーリーに影響を与えるというか。

土屋 舞台を根底からひっくり返すようなシーンがよくあるんですね。まあそんな劇団で。でも、今回はひっくり返さないストレートな舞台にしました。僕、『ウレロ☆未確認少女』というドラマでも脚本をやらせていただいてるんですけど、どちらかというと、そちらに近い感覚で書いたというか。

――どのような意図があったんですか?

土屋 あの子たちがガッチリしたコメディをやってる姿が自分も観たいし、ファンの人たちもそういうのを求めてるのかなって思ったんですよね。だから演者さんが生き生き動いて遊びも入れられるような形の芝居を目指しました。

――今回のそれぞれのキャラクターはやはり土屋さんが脚本を担当した昨年放送されたドラマ『甲殻不動戦記 ロボサン』の設定が下地になっている部分があるんですか?

土屋 『ロボサン』があったから、さてどうする?って感じですよね。ドラマのときは第一印象というか、時間の無い中で少ない資料で考えたところがあって。それでうまくハマった人もいたんですけど、今回は2戦目っていうことで、今度はどんな役を誰にやってもらえばいいかなっていう部分に相当時間を割きましたね。

――いちばん面白くなる役を探すってことですか?

土屋 もちろんそれが第一ですけど、本人的にもやりがいがあるんじゃなかろうかっていう役を考えるっていうね。まあ実際、彼女たちにとってはどうだったかはわからないんですけど。とにかく、脚本を書いてて、半分ぐらいはそれに神経を注いでた気がしますね。吐きそうになるくらいに(笑)。

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